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夜の彼については僕が解釈しよう(4)
3月9日
2軒目を出た社長と僕は、少しの間古町を彷徨う。少しだけ肌寒い。でも心は暖かい。そして新潟の夜は最高だ。
「ここはおっぱいの店なんだよ。でも今日は止めておこうな。」
歩きながらその店を指差し、子供のように笑うS社長。おっぱいの店…僕は行きたかったのにぃ。でも御歳61の社長のことを考えると、「行きたいです!」とは言えなかった。
数分後、さっきと同じポンビキに声をかけられる。「二人で一時間五千円でいいですから!」と言われた僕らは、再び同じビルに舞い戻った。
3軒目は同ビルの地下1階。「S」という店。
どうせ源氏名だ。隠す必要もないだろう。僕らについたのは「みき」と「綾」。みきはS社長の隣、綾は僕の隣に座った。
みきは28歳。歳はいっているがかなりの上玉だ。美人で色白、しかもスタイルバツグン!宇多田ヒカルを100倍可愛くした感じのルックスで、よく気が利く「賢い娘」だった。綾は19歳。ルックスはまあまあ。日に焼けた肌は僕の好みではないが、性格の良い娘。ただ賢くはなかった。
ここでもS社長の権力は絶大で、みきの「社長!もうっ、社長ったらあ!」というセリフが店内にこだまする。おもいきり楽しんだのも束の間、そんなこんなで時間が来た。
「延長します?」
僕にそう訊く綾。
「社長に訊いてみてよ。」
綾からみきへ。そしてみきが社長の耳に唇を近づける。
延長された。これで絶対に高くなる。確定だ。僕はみきの「魔性」に少しだけ気付いていたから、一時間で帰りたかったのだけど、社長が延長すると言ったのだから仕様が無い。しばらくすると…
「二人はちょっと待っててな。」
S社長はそういってみきを外に連れ去った。テーブルには僕と綾だけがとり残される。
「何しに行ったんだろうね?」
「いやー分からない。」
僕と綾だけの時間が流れる。これはこれで結構楽しかったのだが実は僕、みきと話したかったのだ。今まで生きてきて、何回も何回も何回もキャバクラに行ったけど、みきほどの「上玉」には中々お目にかかれない。
数十分後、S社長とみきが帰ってきた。あれっ?みきのドレスがさっきと違うぞ。
S社長はみきにドレスを買いに行ったのだった。もうびいっくりした。いきなり艶やかになったみきに僕はドキドキしたよ(*・o・*)
S社長の権力を示すには最高のシチュエーションだ。「やっぱり社長は凄いですね~!」そう言ってS社長をおだてる僕のスーツを綾が引っ張る。
「アヤも欲しいな…。」
馬鹿!そういうこと言うな!ここで僕がお前にドレスを買ったら、S社長の権力が示されないだろう!
でも綾は欲しがる。女の子に贔屓をしてはいけない。そんな基本的なことに今更気付いたS社長は、みきにだけに贔屓してしまった自分のミスを帳消しにするよう、僕に向かって目で口を利いた。「お前も買えよ」って…。
えー、マジかよ(涙)
「綾…買いにいこうか?」
「うんっ!」
事故にあったようなものだ。
結局、綾にドレスを買ってあげるハメになった。ウン万円の出費。セックス出来ない女性にこんなに使ったのは久しぶりだよ!
その後、店に戻った僕と綾。大満足の女性陣と大出費の男性陣。
彼女らはその後も、パフェや各種おつまみを大量にオーダーしていたっけ…。
そして時間が過ぎ、お会計になった。
「30,000円になります。」
「なんだよぉ!お前最初は5,000円っていったじゃないか!」
S社長が怒鳴る。
「いやー、お二人延長されたじゃないですかあ。」
しらばっくれるポンビキ。まあ、こういうものだよね。
粘った結果、S社長のディスカウントが成功し、二人で25,000円という会計になったのだが、なんとドレスを買ってしまったS社長は既にお金が無い。
結局僕が15,000円払った。残り10,000円はS社長のツケである。
僕はこの日合計60,000円使った。しかも「ヌキなし」である。
でも、まあったく後悔していない。凄く楽しかったし、納得できない部分は『授業料』という概念で相殺できる。
夕方6時から深夜2時まで、8時間飲みっ放し!肝臓も財布もよく持ったと思う。
勉強するには体力もお金もかかるのだ。
こういうところでお金を使えない男はそれまでの男である。
僕は使うだけ使って、遊ぶだけ遊んで、でも残すだけ残して、感謝されるだけ感謝されながら死んでいきたい。
要はそういう努力をしろということでしょう?
S社長について、家業を継いでいる僕より2つ年下の息子さんは「親父が遊ぶのは構いません。でも仕事…締める所はしっかり締めて欲しい。仕事はキッチリして欲しい。」と僕にそう言った。
でもそれは仕事中の社長、家での社長だけを見ての発言。社長の遊びの部分は聞いた情報だけで判断しているんだろう。
まあ、当たり前といえば当たり前か。息子と女遊びするなんて恥ずかしいからね。S社長もさすがにしないのだろう。
でも、自分の親を解釈するのは息子の役目である。そして場合によっては介錯しなければならない。
息子さんは一生S社長と女遊びすることはないだろう。だとしたらS社長と遊ぶ人間は多々居れど、夜のS社長を解釈するにおいて、その才能があるのは僕しか居ないじゃないか。
僕の役目は夜のS社長を解釈すること。おこがましいとは思うが仕様が無い。
そして、息子さんに上手に伝えたい。僕をさんざん楽しませてくれたS社長を、彼の中で上手に解釈させてあげなきゃね。そして解釈、介錯どちらでも構わないけど、君の好きにするがいいよ。
まあ、僕は僕で自分の父親の解釈も出来ないでいるけどさ。
兎に角、もう一度S社長とは遊ばなければならないようだ。
僕はまた新潟に行く。これは断言するよ。
店を出た後、僕にしっかり電話してきた、とても可愛くて、とても賢いみきにまた逢わなきゃいけないからね!
〔text.The Gag Council 〕
メイン写真は小野真弓。みきは…こんなに可愛い彼女を楽に超えていたよぉぉ!僕が出逢ったキャバ嬢ベスト3に入る!
「溜飲が下がる」~ウタマロ学習デスク Vol.27~
【溜飲が下がる】(りゅういんがさがる)
胸がすいて気持ちがよくなる。不平・不満が解消して気分が落ち着く。
注釈:「溜飲」は胃の消化が悪く、胸やけがして出てくる酸っぱい液。それがすっと胃から下がってせいせいすることから。
日本快勝!!やったぜ王ジャパン!
いやー、今日は溜飲が下がった。
日の丸の重み。それを背負うということ。
もし望むのであれば、選手たち全員に僕のア○ルを捧げてもいいくらいの気分だよ!
この勢いで…優勝しちゃおうか!!
〔text.The Gag Council〕
ウタマロダイニングオープン構想
牛肉を食らうとき、いろいろ考えるようになった。〔 参考記事 : 「僕の牛肉問題」 〕
狂牛病のせいだ。やっぱり共食いはヤヴァイのだ。
人間のエゴイズム。アメリカ資本主義の象徴である牛肉の高回転消費システム。兎に角儲けたい。エサにコストをかけず早く大きくさせたい。儲かるのなら何をしてもいいのだと、牛に食わせた「肉骨粉」なる代物は、牛をキチガイにさせそれを食らう人間をも狂わせた。
自分に近いものを食らうのは、ヤヴァイのではないかと思うようになる。牛よりはニワトリ、ニワトリよりは魚、魚よりは野菜を食べたほうがいいのではないかと。
しかし野菜しか食べない人生なんて、僕には考えられないし、野菜だけ食べていれば健康だなんてのも…怪しいな。
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牛丼が好きだ。
狂牛病騒動が起こり、アメリカ産牛肉が輸入されなくなった時、牛丼を食べられなくなったサラリーマンが嘆いているのをTVで観て、「馬鹿だよなぁ。牛丼なんか別に食わなくたっていいじゃん!」と思った僕は、何を隠そうジャパニーズナンバーワンジャンクフード『牛丼』の大ファンなのだ。
しかし、牛丼店で食べる牛丼は僕には味が薄すぎる。
兎に角濃い味付けが好きだ。東京で働いていた頃、定食のキャベツにソースをかけまくる僕に、先輩のマスク・ド・バックファイヤー氏が「そんなに濃くして大丈夫なの?」と心配したくらい。
「美味しいものはしょっぱいもの。」
若い頃はそう言って憚らなかった。「好きな食べ物は?」と訊かれると「醤油」と答えていた。
齢を重ね、プロレスファン歴もかなりの長さになり、お酒の味も分かるようになったから、今は「しょっぱいもの」はあまり意気ではないと思うようになったけども、それでも未だご飯が進むもの、しょっぱいものは僕の食欲を増進させる。
僕は主に「松屋」で牛丼を食べるけども、そのとき必ず生卵をつける。今なら豚汁セットを頼めばもれなく生卵が付いてくる。
何故生卵を付けるかというと「卵ダレ」なるものを作るからである。これは僕だけの門外不出、秘伝のオリジナルレシピなのだが、ウタマロ企画の会議に参加してくださっている皆さんには、感謝の意味も込めて特別に教えてあげようかと思う。
①卵をよく溶く。(ここでは妥協せずよく溶いて欲しい。特に白身をよく切るように。そうしないと、後で鼻水みたいなちょいと冷たい感触が、牛丼の美味さに水…いや鼻水を差す。)
②醤油を適量、七味をフリフリフリフリフリぐらい入れる。
③カウンターに置いてある、豚定などのための焼肉のタレをイン!
分量は全て適当であるが、ポイントはしょっぱいタレにすること。どうせ使っているのは安い卵で、味わうなんて代物ではないから、卵の味なんて感じないくらい濃くしても構わない。
こうして作った「マロマロ流卵ダレ」を牛丼にぶっかけ、紅しょうがを適量乗せ、一気にかっこむ!
これは物凄くウマイので是非お試し願いたい。そうそう、卵ダレを活かすため、くれぐれも「つゆダク」にはしないように。
以前、ウタマロ代表の勝手にコラム!「スーパーカップの一味足りなさから気付いた僕の才能について」 でも書いたけど、今回の卵ダレといい、そのスーパーカップの件でも分かるように、僕の料理の腕は、もしかしたらかなりのものなんじゃないか?
若乃花も“ちゃんこダイニング若”で成功しているようだし、僕も店の一軒でも持とうかと思っている。
もちろん一番のウリは「卵ダレ」
全ての料理に卵ダレ!成功間違いなしだな、うんうん!
〔text.The Gag Council 〕