新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサーサイト
新しい記事を書く事で広告が消せます。
振り向けばススキノ
快晴。ポカポカ陽気。
昨日予告したとおり、『悪徳の栄え』 (マルキ・ド・サド著)を求める旅に出た。
あの店員のおかしな掛け声を何回聞いたのだろう?ブックオフを4店と県内で一番大きい本屋を巡ってみたけど、その本は見つからなかった。
結局買ったのはこの一冊。
「日本美術全集22 江戸庶民の絵画」
またまた浮世絵モノだ。僕が今持っている浮世絵の本は全てが「春画」だから、フツーの浮世絵の本も持っていたっていいだろうと思って購入。定価6,000円の本がなんと税込500円だった。
4店目のブックオフをあとにして、普段は通らない道を走っていると、懐かしの映画館の前に出た。
『甲南劇場』
山梨のエロなら知らない者は居ない、これぞポルノ劇場のド真ん中というべき伝説の映画館である。
またまたポスターがいいじゃないの!剥き出しで貼ってあるから、雨のせいでシワシワである(笑)なんで剥き出しにするかなぁ。
「官能病棟濡れた赤い唇 ア・タ・シ・キ・レ・イ?」「エロホスト 人妻・レズ・3P ケモノになっちゃう…」「僕の妹 下着の甘い湿り」「オフィスラブ すけべな…」
エロ・人妻・レズ・3Pなんてのはよく聞くけど、『官能病棟・濡れた・エロホスト・ケモノ・湿り』なんて言葉はフツーに暮らしていたら、なかなかお耳に出来ない言葉である。甘い湿りってなんだよぉぉ(*・o・*)いただいておくよぉぉ(*・o・*)
たまにはポルノもいいかもね!と思ったのだが、数年前ここで「そのみちのかた」に襲われそうになったことを思い出した。空席がたくさんあるのに僕の隣に座ってきた彼は、僕の横顔を見ながら股間をモミモミモミモミしていた。
普段はアナルアナル言っている僕なのだけど、実際にアナルが襲われそうになったら逃げる。その時も逃げて、違う席に座った。これはアメリカン・ビューティーで「私は男をたくさん知っているわ☆」と嘯いていた女の子が、ケビン・スペイシーといざそうなりそうになったら「私、実は処女なの…(涙)」とカミングアウトした状況に似ている。
そんなことを思い出しつつ、甲南劇場をあとにした僕は、相方のMさんと合流。温泉に向かった。
今日行ったその温泉は、「千と千尋の神隠し」をイメージしたという建物がイカしている人気のスポットだった。
1時間半お風呂、蒸し風呂、サウナを満喫。蒸し風呂では、蒸気の吹き出し口に自分のアナルをあてるという、常軌を逸した離れ業を炸裂させてみた。皆が白い目で見たのは言うまでも無いが…。
その後、同じ建物の中にある居酒屋で一杯やる。
久々にこういう時間が取れた10年来の相方と、一緒に過ごす時間はとても楽しくて、あっという間に時間が過ぎていった。
「僕はね、ネットで仲良くさせてもらっている人と、吉原に行くかも知れないんですよ。Mさんも僕と旅行かなんかしませんか。雄琴あたりでも。」
「いいねー。でもススキノも行ってみたいよね。」
「いいですねー。」
『悪徳の栄え』を求める旅に出たはずが、何故かススキノに想いを馳せる旅となった。
僕は死ぬ前に絶対に北海道に行くつもりだ。ススキノに行かずに死ねるもんか。
恥をかかないよう、恥をかかないよう生きてきた僕は。
北海道でこれでもかというくらい恥をかきたいと思っている。
〔text.The Gag Council 〕