新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサーサイト
新しい記事を書く事で広告が消せます。
雪国ぶってみる僕は小春日和を待っている
向側の座席から娘が立って来て、島村の前のガラス窓を落した。雪の冷気が流れこんだ。娘は窓いっぱいに乗り出して、遠くへ叫ぶように、
「駅員さあん、駅員さあん」
明かりをさげてゆっくり雪を踏んで来た男は、襟巻で鼻の上まで包み、耳に帽子の毛皮を垂れていた。
- 雪国 川端康成 -
代表はいつもブログ記事を書いている部屋に居た。雪の様子が気になって雨戸を開けるとまるで雪国のようであった。雪の冷気が流れこんだ。パソコンはスクリーンセーバーが立ち上がり、そこでは熱帯魚が泳いでいる。
代表は外に向かって息を吐いた。その白い息はまるでエクトプラズムのようだった。
「ああ、数日前は小春日和(こはるびより)だったのに…。」
代表はポカポカした陽気が好きである。小春日和だった数日前。お昼ゴハンを食べたあとウトウトしていたら…
思い出したのはこの二人。
代表は明日の雪掻きのことなど考えない。ただ春を待つのみ。
代表はこれから小春の“無限中出し”を観るらしい。白石ひよりは明日にするのかな。
「ウタマロさあん、ウタマロさあん」
いけない。小春が代表を呼び始めた。こうなった時の代表はもう記事を書くつもりなどない。
代表はもう一度外を見た。さっきより雪の粒が大きくなってきた。
代表は雨戸を閉める。なーに、寒いからじゃない。
そろそろオナニーを始めるからだそうだ。
〔text.The Gag Council〕