ウタマロ企画会議室

待合室で遊んでいた子供が、窓枠の鋭利な部分に触り怪我をしたと！こんな作りをしているのが悪いのだと！昨日、その子供の母親が怒鳴ってきたのだけど、俺の子供の頃は違ったよ。

「気をつけないお前が悪い」と、逆に親から怒られたもんだ。あばれはっちゃく東野英心風味でさ。

今までそんなクレームはなかったし、構造上、余程ヘンなことをしない限り、怪我なんてするはずのない作り。その母親、歳でいうと30前後のお方。俺とそんなに変わらないじゃないか。いや、5、6年ってのは結構変わるのか？うーん、なんだかなーの世界である。

男の新卒が入ってきた。

見るからに若さで溢れている。ザ・フレッシュ。早漏っぽい、あどけない顔立ち。男なので、ウタマロ代表は全く興味が無く、仕事上関わることも少ないため、放置がつづいていたのだが、先日、店長から教育してくださいと頼まれ、一時間ほどお相手をした。

一見素直かと思いきや、教えた後にイチイチ、「でも、○○じゃないですか？」とか、「これでいいんですか？」と返してくる。

「あのさ。」
「はい。」
「君はいま教えを乞うているワケだよね？」
「はい。」
「だったら素直に聞いていればよくないか？今の段階で俺はこう思うとか、そういうのはいらないんだよ。」
「…すみません。」

仏のマロチンが怒っちまった。最近の若い子は怒るとダメっていうんだっけ？ま、そんなこと知ったこっちゃないんである。こんなんでくじけてたら、どうせ続かないＹＯ！…と、思っていたら、昨日元気良く俺にキチンと挨拶してきたりして。見所ある？ま、以後、観察。

「最近の若いヤツはダメ。」って、そんなのは嘘である。若くても見所のある人はいっぱいいるし、僕と同世代にも、もっと年上の団塊ちょい下くらいの中にだって、ダメなヤツはたくさん居る。世代で考えるのはナンセンスかも知れない。僕はその人その人の資質を見、評価し、自分もそうされたい。

そこには親御さんの姿が見え隠れする。親御さん理論は、最近ウタマロ代表が取り組んでいるワークの一つ。

歌舞伎町名物を観るたびに、女優の親御さんのことをおもう。それが「東京熱」かなんかで、十数人もの『ザー』を注ぎ込まれている作品ときたら、そりゃあもう、自分が親御さんの気持ちになって、フィール・ソー・ブルー。

だけど、撮影終了時の様子が見られる作品ってあるじゃないですか。あれで、女優が礼儀正しく、「お疲れ様でした☆」と言っている姿を見ると、「嗚呼、親御さんナイス！」とおもうワケでして。

ここまで書いてきたけど、どうまとめようか。

そうですね。前述のクレーム入れてきた母親。

風貌悪しでした。



あばれはっちゃく


〔text.The Gag Council〕

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