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性春ノイローゼ (4)
僕はこの日、この目で確かに見ましたよ。
以下 性春ノイローゼ (3) からの続き。
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「入り口を入って左手に電話がありますから、内線の○○番にかけてください。そうすればすぐに担当が来ますので。受話器にもHIV検査の方は○○番にって書いてあるんで、覚えなくてもお分かりになると思います。」
予約時の電話でそう言われた。そして当日。
ウタマロ代表 in ○○○○○○○事業団。
入り口を入って左側を見ると確かに電話が置かれていたが、話と違ったのは電話などしなくとも、僕の気配を察知して年配のナースらしき女性が、待ってましたとばかり僕の前に現れたことだ。
「○○時に予約された方ですか?」
「はい、そうです。」
「それじゃ、スリッパを履いてこちらにいらしてくださる?」
「はい。」
案内されたのは閑散とした会議室。30人から40人くらいで利用するのに調度いい広さ。僕と彼女、二人だけにはちょっと広すぎる。
「じゃあ、最初に血を採りますからね~。ここに座っていただけますか?」
「はい。」
この時までの僕は、自分では見られなかったけど、本当に深刻そうな顔つきをしていたと思う。本気で血の気が引いていたし、思い込みのピークに達していたからだ。
採血した後、パイプ椅子に座ると、そのおばさんナースも僕の横に座った。見た目で年齢が分からないタイプだが、おそらく40後半から50前半くらいだと思う。ここから検査結果が出るまで、しばらく話すことになる。
この事業団で、夜間のHIVの抗体検査を始めたのは先月からだという。私も担当になって少ししか経っていないから、エイズにはそんなに詳しくないんですけど…と言いつつ、彼女はパンフレットを開けて説明をしだす。
この時すぐに分かったのだけど、やっぱり僕のほうが絶対にエイズについて詳しい。兎に角彼女が話したいというかやるべきことは、その事業団というか、保健所というか、厚生省というかが決めたこういう時の指針なのであろう『性交を最初から最後までコンドームを着けて行いなさい』という指導。
きっと検査が出るまでの時間、その説明をしなさいって決められているんだろうね。
「あのう、やっぱりそういうのは着けないでやりたいものなのかしら?」
「うーん、そうですねえ。ある高名な方も『セックスとビールは生に限る』って仰っているくらいですから。」
「(困ったように)…ウフフ。その高名な方って誰なの?」
「名前は忘れましたけど、確か経済界の重鎮だったような気が…。」
「へえ、そうなの。」
「確か…そうです。」
嘘です。
でもこの時から、重たかった気持ちが徐々に晴れてきた。
このおばちゃんをいじりたい。
(つづく)
〔text.The Gag Council〕
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