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穴に叫んでみたけれど。
初めて就職した会社に同じ大学の先輩が居て、その方の友達は「風俗絶ち」を宣言し、もし行ったら皆に5,000円払うと、周りに居る5~6人に約束したんだって。
結局、その人は行っちゃったわけ。でも、何故それがバレたかという理由が面白い。我慢に我慢を重ね、もう限界だーとなって、こっそりヘルスに行ったら、そこに大学の教授が居たそうで。もうそれが皆に言いたくて言いたくて仕様が無い。
行ったことがバレたら30,000円が消える。でも、そのヘルスにあの教授が来ていたことは、皆に伝えたい。で、その人は教授のプチ・スキャンダルを披露することを選んだ。
僕はそれを聞いて偉いもんだなあと思った。ネタの為なら30,000円捨てられる。教授がどうのより、自分が禁風俗を破っちゃったことの方が、実は言いたかったんじゃないかなあという気がするが、この男気、いや笑い気か?素晴らしいじゃないの、うん。
僕も自分に起こったことは、出来うる限りネタにして、誰かに話すようにしている。
やっぱり誰かに笑ってもらって、面白がってもらって、でなきゃ人生意味ないぢゃんと思う。誰にも内緒で風俗行っても、その場で気持ちいいだけ。その場合、行って、帰ってきて、誰かに聞いてもらって、二度気持ちいいと。その方がオトクと考える。
ただ、そんな僕でも絶対に誰にも言えない事がある。何年も前のことで、本当にヤヴァイから誰にも言えなかったんだけど、これは僕の全てを知る相方のMちゃんさえも知らないこと。何年もモヤモヤが続き、いやあ、もうどうしようかと。
先日、会社の昼休み。いつもタバコを燻らす場所の土に、ぽっかり穴があいていた。(直径20㎝くらい)
誰がそんなことをしたのかさっぱり見当がつかなくて、今思うと恐ろしいんだが、僕はその穴を少し掘り広げて、そこに向かって、その誰にも言えない秘密を叫んだんだ。
「○○○○○○○○○○○○○○○!!!!!」
あーすっきりした。
って、んなワケないじゃん。
このモヤモヤは一生持ち歩く。
さて、ノーベル賞受賞の3人の大先生。
同じ日本人として、非常に誇らしく思う。おめでとうございます。
ただ、この中で誰か隠れて風俗とか行ってるのかなあ?と気になってみた。
ご存知の方は当会議室までご報告を。
東京事変 秘密
〔text.The Gag Council〕
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