ウタマロ企画会議室

グローバリゼーションだかなんだか知らないが、勝手に押し付けられたのか、波には逆らえなかったのか、結果として現代は大資本時代に突入している。

今やっている本業も副業もご多分に漏れず、資本力のある大企業しか残れない状況だ。あーつまんねーの。

こんな時代の趨勢であるからして、今から新規に事業を起こして成功させるというのは至難の業だろう。ただポイントは分かっている。僕、コレ１０年くらい前から言っている。

「強い相手と競争しちゃダメ」

競争しちゃダメって、僕は薄らサヨクじゃないから、あの人達の観点で言っているのではない。運動会のかけっこでみんなで手を繋いで同時にゴールインとか、幼稚園の発表会で桃太郎が１０人居るとか「ばっかじゃねえの！」と思うからね。

受験にしても、国家資格取得時にしても、競争しそれに勝ってきたワケだが、事業となると話は違う。資本力があって、僕なんかより優秀な人材がたくさん揃っていて、そういう企業と同じ土俵で戦ったってそりゃムリでしょう。

ある本で読んだのだけど、その著者の友達（スーパーエリート）はある事業を立ち上げ、たった数年で一生分の財を成し、今はタックスヘイブンの国で悠々自適に遊んで暮らしているらしい。

その彼の立ち上げた事業とは……性風俗産業である。

何故、スーパーエリートだった彼がそんな裏の商売をしたか？理由は簡単。「競争相手が弱いから」だって。

僕は性風俗産業にお世話になっているし、スーパーエリートでもないので、そんなおこがましい事は言えないが、それでもここ何年か利用させていただいて、「ここをもうちょっとどうにかしたほうがいいのに」とか「俺だったらこうするな」とか思う部分はたくさんある。

特に山梨でそう思う。

ハッキリ言って、甲府のお風呂はなんなんだアレ！？という感じ。企業努力の「き」の字もないでしょう。競争してないから当たり前か。自分で競争しちゃダメって言っておいて、実際にそれを実行している相手に腹をたてているというね。

甲府でちょっといい風呂屋をやれば一人勝ちしそう。まあ現実問題、風俗店を経営というのは難しい。おっかないし（笑）、なにより周りが嫌がるから。日本人ってそうでしょう。汚いこと、人から後ろ指を指されるようなことはしたがらないのだ。

ただそういうことをしている業界が、今好景気に湧いているというのを、会計事務所のおっちゃんから聞いた。産廃業者なんかは業績がいいんだって。人がやりたがらないことをすれば儲かる。これもポイントの一つだと思う。

兎にも角にもお金は貯まっております。ウタマロ代表はこのまま大企業に魂を売るのか、はたまたなにかで一発勝負してみるか。

さっきオナニーし終わりまして、その後そんなことを考えた日曜日の午後でした。


〔text.The Gag Council〕

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