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新潟で出逢ったそんな男達のはなし(2)
新潟に着いて最初の夜。
ウチの会社の社長が、いつも懇意にさせていただいているメーカーの営業の方々に、飲みに連れて行ってもらうことになった。
彼らもS社長の会社と取引関係にあって、今回はその会社が主催するイベントに集ったというわけなのだ。泊まるホテルも同じだった。
誘ってくださって本当に嬉しかった。情報収集できるとか、仲良くなっておけば明日の仕事がとてもやり易くなるとか、そういう理由もあったけど、なによりも僕のような小僧を嫌な顔せず快く迎え入れてくれたことに心から感謝した。
ホテルのロビーで待ち合わせて、向かったのは行きつけの居酒屋らしい。
途中、僕が好きそうなネオンを見つけるも、あまりのレトロさに行く気は微塵も起きない。
(イメージヘルス『新潟 宇宙船』。次の日に行った古町のキャバクラがあまりにも楽しかったから、僕の新潟に対する思いは「古町に移住したい」となるのだが、この看板を見た時点での僕の気持ちは「この店にだけ大雪が降っちゃえばいいのに」というものだった。)
到着すると、その居酒屋は大勢の客で賑わっていた。
(さすが営業の方だ。その地方その地方のウマイもんを知ってらっしゃる。この居酒屋は凄く良かったよぉ。)
「初めてお会いする人生の先輩方から色んなお話を聞くことが出来るなんて、本当に恐縮です!」
いつもこんな殊勝なことばかり言っている。しかし今回は本当に人生の…いや「男」の達人ともいうべき方に出逢ってしまった。
その「S」さんという方は鳥越俊太郎に似た甘いルックスをしていた。50過ぎだが見た目が若く、話し方も柔らかいから、絶対女にモテるんだろうなあと思っていたら実際そうだった。
話を聞いていたのだけど、まあその武勇伝というか経験が物凄い。聞く人によっては「なにやってんの?」と突っ込みたくなるような話なのだが、同じ人種の僕には英雄伝そのものだった。
Sさんは今でもモテている。若い娘ともバンバンメールしまくっている。話していて分かる。ただの女好きではない。信念がある。芯がある。中身がある。Sさんは凄い。そう思った僕は、女性に対しいつも気になって仕様が無いあるコトを訊いてみた。
「あのう。全員そうだというワケではないんでしょうが、なんで若いお姉ちゃんは平気でメールを返さないんですかね。」
僕はどんな人でも絶対に返信する。それが喧嘩中であったり、どんなに忙しくてもする。だって一日のうちで、糞したり、歯磨いたりする時間は誰だってあるでしょう。そうしたらたった一行でも返信すればいいじゃない。なのにしないのが分からない。余程、僕のことが嫌いだったり、どうでもいい人間というなら仕様が無いが、そうでないなら返すのが礼儀のはずだろう。
今まで僕自身この件について色んな理論武装をした。仲間たちとも何回も議論をし、理屈に理屈を重ねまくった。しかしそれでも納得できなくて、結局「女はそういう生き物だから仕様がない」という結論に達したのだが、こっちが真剣に思うほど、そういう女の態度が気に食わなくて、「なんなんだ!」と再び考え直してばかりいた議題である。
でもSさんはさらっとこういうんだ。
「そんなんさあ、しょうがないじゃん。」
今まで誰もが言った「仕様がない」よりも、Sさんの「しょうがないじゃん」が僕を解放してくれた。
「そんなところ早く通り過ぎなよ。」
Sさんの目が確かにそう言っていた。
「でね、その女とスワップしにいったんだよ。その時にね…。」
聞く人によっては「なにやってんの?」と突っ込みたくなるような話なのだが、同じ人種の僕にはさぁ…。
(つづく)
〔次はいよいよ「キャバクラ3件ハシゴ」について書きます。しかし今は眠いんでもう寝ます。それでは皆様おやすみなさいzzz〕
〔text.The Gag Council 〕
コメント
美化しすぎたるは泡末のごとし・・・
月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人なり。
そんなに、ウタマロ代表が妄想するような立派なものではないですよ、ただただ、数々の失敗の積み上げから己自身を解き放っただけの実話です。
誰でも少しだけ勇気を持って羞恥心と理性を捨てることが出来れば、おのずと楽になれるはず、遊びの世界では理論武装や一般概念に囚われた常識は論外です。まだまだ、わたくしなどは発展途上の段階で物を申す立場ではないのですが、あまりに代表が買い被り過ぎのようなので登場させて頂きました。【究極のエロティシズム】とは個々に温度差があってしかるもの。大いに感性を研ぎ澄まされてください、今感じ得ないものも必ず見えてきます。
これからもこの場では本能のおもむくままにご活躍されてください、全て通過点に過ぎないのですから、
積み気崩しさんこんばんは!
うわあぁぁ。二日連続。本当に嬉しいです!
>誰でも少しだけ勇気を持って羞恥心と理性を捨てることが出来れば、おのずと楽になれるはず、遊びの世界では理論武装や一般概念に囚われた常識は論外です。
今日も名言連発ですね
僕は、積み気崩しさんにアントニオ猪木が言うところの「馬鹿になれ」を見ました。
決して買い被りなどではございません!敬愛しております。そしてこれから僕ももっともっと修行を積ませていただきます。
必要なのは羞恥心と理性を捨て去る少しだけの勇気…。
しかし持てますかね~僕って結構ジョーシキジンだったりするんです(笑)
また暇な時にでも遊びにいらしてくださいませ。コメントありがとうございました!
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