ウタマロ企画会議室

同じ街に住んでいるTさんは僕より3つ年上で、僕の行き付けのバーの常連さんである。

こないだそのバーで開かれたBLUES SHOWで久しぶりに会った。Tさんはとても酔っていて、僕の顔を見るなり鳴り響くBLUESをかき分け傍にやって来た。するとBLUESな空気など関係なく、まるで耳元に加湿器を置いちゃったかのような湿り気たっぷりの息で僕にこう耳打ちしたんだ。

「マロちゃん、俺…ものすごく“チュー”が好きなんだよね。」

Tさんのこの性癖は本人から何度も聞かされたからよく知っている。“キス”…いや、ここは彼と同じように表現しなければなるまい。Tさんはとにかく“チュー”が死ぬほど好きで、“チュー”が性行為を上回る“チュー原理主義者”なのだ。

「確かに“チュー”はいいですよね。やっぱりTさんはセックス中に“チュー”ばかりしているんですか？」

「…マロちゃん、そうじゃないって言ってるでしょ。俺はね、セックスはいらないのよ。むしろ“チュー”しながらオナニーがしたいの。」

「へえー、そうなんですか！？僕はやっぱり入れたくなっちゃうなあ（笑）しかしまあ、なんというか、Tさんのその性癖は素晴らしいと思いますよ。」

「ホント？（笑）まあ、マロちゃんがどう思っていてもいいんだ。とにかく俺は“チュー”が好きということ。嗚呼、可愛い娘と“チュー”がしたいなぁ！」

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数年前。テリー伊藤が吉岡美穂について、十年だか数十年に一度の逸材だと、確かそう言っているのをTVで見たときに僕は、あまりピンと来なかったのを覚えている。

いいことはいいと思うけど、数十年に一度の逸材とか言われちゃうとそうなのかなあ？って。

しかし先日、「sabra」の表紙を飾った彼女のグラビアを見て僕は、テリー伊藤が言っていたことがなんとなく…いや、かなり分かってきた。

こないだ見た範田沙々のヘンテコなおっぱい（？）が僕にもたらした『極度のおっぱい不審』が、吉岡美穂のこのリアリティ溢れるおっぱいでキレイさっぱり取り払われたし、今まで気にも留めなかった彼女に対し僕は、何故か突然“チュー”がしたくなってきたのだ。

そして、その“チュー”から先が全く妄想出来ないでいる。というか必要ない。

どうやらＴさんの境地を少しだけ垣間見ることができたようだ。

良かった(*・o・*)

さて今回、僕はまだまだ自分のエロが甘いなと思ったと同時に、成長中であるとも思った。

今年中には「わきの下だけでヌケる。他には何も要らない。」と豪語していた、ある方の境地に辿り着けるかも知れない。

…高い目標だけど、なんとか。


〔text.The Gag Council 〕
〔2006/8/29 rewrite by The Gag Council〕


（範田紗々嬢。↓↓彼女のおっぱいが見たい方はこちらへどうぞ。）
「範田紗々訴訟（2006.7.31 甲府地方裁判所）」

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今日はチュー特集！！

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