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その夕暮れどき
夕暮れどき。上り車線。僕は渋滞に巻き込まれていた。GWに出かけるからそうなる。仕方が無い。
下り車線はガラガラ。連なる車を尻目に皆スピードを上げている。
ノロノロと進んでいると、十数メートル前に猫が現れた。色から一瞬キツネかと思ったが、その丸い顔つきは猫のものだ。
「あっ、よせ!行くな!」
そう思ったのも束の間、猫は下り車線へ飛び出す。
「うわっ!!」
…まさに目撃というやつだ。
相手がRAV4だった為、車体ではなくタイヤに轢かれた猫。
全く動かない…と思って見ていたら急に暴れ始めた。激痛なのだろう。見たこともないような動きでもがく猫。
そのうち死ぬのだろうが、これでは即死のほうが楽である。
競馬馬が安楽死処分になったり、切腹に介錯人が必要な理由がよく分かった。
僕は車の方向を変え轢き直してあげたほうがよかったのだろうか。
いやそこまでする必要はない。
それに無理だよ、渋滞だもん。
とにかく早く帰りたいと思った。
その夕暮れどき。
〔text.The Gag Council 〕
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