ウタマロ企画会議室

「昨日は店の忘年会だったんだ。」
「ええ。」
「男が俺と店長とＡ君。女がＢさんとＣさんとＤさんという６人ね。」
「はい、はい。」
「で、俺は飲み会の時に進んでシモの話はしないんだけど、女性陣が皆エロエロで、自らヴァンヴァン話すもんだから、もう、最初からエロエロトークに花が咲いたわけ。」
「楽しそうじゃないですか。」
「うん、楽しかったよ。途中まではね。」
「途中まで？」
「うん。途中でＢさん（25）の旦那が乗り込んできてさ。」
「はあ？」
「てめー、なにやってんだ！今日は女だけって言ってたじゃねーか！！って、そのＢさんに怒鳴るわけ。」
「おおっ！」
「で、Ｂさんは、てめーだってこないだ看護婦と合コンしたじゃねーか！って、逆ギレしてさ。その間みんなシーンよ（苦笑）」
「すげー。で、どうして旦那はその場所が分かったんですか？」
「なんでも、その旦那の友達が同じ店で飲んでたらしくてさ。お前の嫁さん合コンしてるよって、メールかなにかでチクったそうなんだ。ホントは忘年会なんだけどね。」
「へー。」
「で、でね。その旦那がいうわけよ。テメーと店長が出来てるのは知ってんだぞ。もう離婚すっから。わかったなって。」
「え、え、え？どうして旦那はそれを知ってるんですか？」
「なんか、前からパートさんが気づいてて、それをその旦那の前の会社の共通の友人だか、知人に言ったらしいんだ。」
「へー。で、その時店長はどうしてたんですか？」
「咳してた。」
「へ？」
「ついこないだ彼は喘息って診断されてさ。そのやり取り中、黙りこくってるから、なんかしたいなーと思った俺が、ヤツの顔にヴァンヴァン煙草の煙を吹きかけたんだ。そうしたら咳してた（笑）」
「いじわるだなー。」
「違うよ、優しいんだよ（笑）」
「それから？」
「旦那は一時撤退したんだけど、１０分後に再度現れてね。」
「ええ。」
「Ｂさんとすったもんだして、また帰ったと思ったら、今度は店の外でずっと待ってるわけよ。」
「帰れないじゃないですか？」
「帰れないよ（笑）その後、女の子たちと店長とＡくんは、Ｂさんに追いかけたほうがいいよとか、ちゃんと説明しなきゃとか、もっともらしいこというんだ。まあそりゃ嫌な空気でさ。」
「ええ。で、Ｂさんは帰ったんですか？」
「帰らないよ。その他にも帰れない事情があるって言って、みんな巻き添えだよ。」
「ふうん。」
「で、徐々にみんな疲れてきてさ。その嫌な空気に耐え切れなくなったＣさんが口を開いたんだ。俺に男の人が喜ぶプレイを教えてくださいって訊いてきた。」
「なんだそりゃ？（笑）」
「それから一時間。ずーーっと腋の下＆アナル講義。」
「でたっ（笑）」
「うん、ずーーっと腋の下とアナルの話。Ｃさん途中から正座して聞いてたよ。勉強になりますとか言ってね。」
「Ｃさんいいなー。その間、Ｂさんは。」
「そんなのブルーに決まってるじゃん。でも、俺の腋の下＆アナル講義は止まらないわけ。」
「ええ。分かります。分かりますとも（笑）」
「結局、寒空に耐えかねた旦那は家に帰ってさ。俺ら全員事なきを得た。しかしアレだね。誰がいけないと思う？」
「うーん、僕ならその旦那の友達かな。」
「だよね？」
「ええ、そう思いますけど。」
「店長とＢさんのは社会通念の話だけど、今回のドタバタ劇を直接引き起こしたのは、その旦那の友達だからさー。」
「でも代表？」
「ん？」
「おいしいって思ってるんでしょ？」
「んなことないよ。」
「おいしいって思ってるんでしょ？」
「…ん、まあ、これで一本記事が書けたからね。」
「やっぱり（笑）」
「しかし、いや、なんだ。そのう、Ｂさんは旦那登場まで酔っ払ってたんだけど、登場したら一気に酔いが冷めてたよ。ウコンの力より、ダンナの力だね。」
「ま、そうですね。でも、それ全然うまくないですよ（笑）」
「えー？そう？（笑）」


というわけで、昨日は凄い夜であった。

夫婦喧嘩は犬も食わない。

まろちんは昨日食べたキムチ鍋で下痢しました。


Syuraba(shambles) - Tokyo incidents


〔text.The Gag Council〕

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