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そのおじいさんの遺言が聞きたい
正直、たいして美味くはないんだけど、ゴルゴ13が読めるからザッツオール
ゴルゴを読むために行っているので、味なんかなーんも関係無い。
ヴィヴァ・ゴルゴ アイ・ラヴ・ゴルゴ
しかし、今回読んだ「毛沢東の遺言」でもそうなんだけど、デューク東郷ほど出生の秘密が話題になる男もいないよなあ。
と、そんなことを考えていたら、近くにそういう人が居たことを思い出した。取引先の小さな町工場に勤務するIさん(40代・独身)という女性だ。
このIさん。どうしてここまで??と不思議に思うくらい、その容姿から「幸福」を感じることが出来ず、美人であればその幸薄系もいいほうに働くのだけど、残念ながらそうではない。
彼女の出生には疑惑があるらしく、産まれた月から逆算すると、その時は父親が長期出張中で家に居なかったというのだ。となると誰の子?というハナシになるのだが、ここで言われているのは、父親の父親。つまりおじいさんが、自分の息子の嫁をやっちゃったって。それがこの狭い町での通説となっている。
とどのつまり、父親と自分は兄と妹の関係。嘘??そんなことあるの??と僕も一瞬信じられなかったけど、Iさんの幸福度0%の容姿と、そのいつも感じの悪いそっけない態度に、「そうなんだろ?」と、信じざるを得なくなってしまった。
もう少し彼女のお愛想が良ければ、まさか?と否定してあげたものの…。
しかしここで思うのは、自分の出生が謎に包まれているものは、もしかしたらデューク東郷のように無口なプロフェッショナルになるのかも知れないということだ。
実際、Iさんもその町工場で同じこと(事務)を何十年もやっているから、仕事に抜け目は無い。おおっ!やっぱりそうなのか?と思ったのも束の間、そういえば先日、Iさんは伝票の単価を間違えて入力してきたっけ。
ゴルゴ13とIさんを関連付けようとした僕の目論見は泡とかした。
「A食堂」の店主も無愛想だが、正直お味のほうは褒められたものではなく。
…。
ただ、ゴルゴ13は最高に面白い漫画であるとだけはいっておく。
ヴィヴァ・ゴルゴ アイ・ラヴ・ゴルゴ
〔text.The Gag Council(ゴルゴ13大好きブロガー)〕
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