ウタマロ企画会議室

「オナニーするためにセックスしている」というのが、僕の性交渉における大義名分だったはずだ。

オナニーをセックスに活かすのでなく、よりよいオナニーをするために仕様がなくセックスをする。

だのに、ここ最近の僕といえば、ミイラ取りがミイラになるようなものだったじゃないか？？



吉原のためにわざわざ予定を組んだり、面倒が予想されたにも関わらず素人とすったもんだしてみたり、「最終的にはオナニーのためなんです。」と、そんな言い訳は俺には通じないからな

まったく、やりたがりだしたがりになりやがって！

さては、「セックスだらけで有頂天♪」（byオジリナル・ラヴ）なセックスチームの若者どもと、一緒の気分になっちゃってたな？

今こそ自分で自分を怒っちゃうぞ

ウタマロ代表の大バカ野郎！！！！

父ちゃん悲しくて涙が出てくらぁ

とまあ、オナニー軽視だった自分を戒め、オナニーチームにはオナニーチームの道があると再認した僕は、一昨日あたりから極真会館の百人組手（ひゃくにんくみて）のようなつもりで、むさぼるように歌舞伎町名物を見ているのだ

しかし物事は上手くいかないもので、今日も１０本近くは見るぞうと意気込んでいたものの、お気に入りのあの娘が首にキスマークをつけているのを見て、プチショックを受けてしまった。ウタマロプチシリーズって、もうブルボンどころの話じゃないからね。

そういえば、過去に『大将』が好きだった女子大生が、首にたっぷりキスマークをつけているのを見た僕は、何気なく彼にそれを教えてあげた。そして「あわわ、あわわ」となる表情を見て「ぷぷぷ」と楽しんでいたっけ。

だけども、いまは自分が「あわわ、あわわ」となっているわけだ。

やっぱり、オナニーチームがオナニーチームを笑っちゃだめだね。ある程度世の中を分かった人達が、「人には優しくしなさい」って言うのは、こういうことなんだと思った。

オナニーをすればするほど、人は人に対して優しくなれるのだと思う。

この理論でいくと、僕は既に聖人君子になっていてもおかしくない回数をこなしているのだが…まだまだです。もっともっとセンズリなさい。と、そういう声が聞こえきたよ。

ガンジー、ナイチンゲール、ジャイアント馬場、イヴ・サンローラン。




今朝５時ごろ、外で人の話す声がした。

よく聞いてみると…ああ、Ｏ森クンじゃないか。

このＯ森クン。中学時代の後輩で、僕よりいっこ下なのだけど、いつも見えない誰かと話しながらひとり新聞を配っているのだ。

早朝から「誰々に俺は必ず復讐を遂げる！！」なんて、Ｏ森クンのそんなハナシを聞いちゃった僕が、ウタマム（ウタマロ代表のお母さん）にそれを言ったところ。

「ま、間違えて配達してるワケじゃないから、いいんじゃね。」だって。

近くに聖人君子が居ましたよと。


〔text.The Gag Council〕


ホンダ スーパーカブ CM [Do you have a HONDA?]新聞配達編

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