ウタマロ企画会議室

2005年04月22日、「ウタマロ代表の勝手にコラム！」上で僕はこんな文を書いている。読んだことのない方はまず読んでみてください。

僕が何故「忙しい」を理由にしないかについて

僕が巣鴨で働いていた時の話。

ある時から。

ちょっと疲れていて…そう、少しだけスレた感じの奥さんが店に買い物に来るようになった。

「今度、主人と居酒屋を始めるんです。今はその準備中なの。よかったら来て下さいね。」

えなりかずきなんかより数十年前にお愛想がいいことで売っていた僕。

「勿論行きますよ！これだけ買ってもらって行かないワケないですよ！」

その頃の僕は忙しかった。朝８時から午後１１時頃まで働くなんて当たり前。その後、平日は店の若い娘を連れて高級焼肉を食べに行くか、一人のときは「ぽこあぽこ（※）」でかな～り遅めの晩御飯をとっていた。
※ 総武線市川駅近くの定食屋。今もあるのだろうか…。

ほぼ毎日が午前様だったし、休みの前の日…いや、休みの前でなくとも寮の近くのバーでべらんべらんになるまで酔った。でも次の日はちゃんと仕事に行っていた。若かったね⇒俺。

さて、その奥さん。ほぼ毎日買い物に来てくれて、その度に領収書をもらっていったのだが、ある日違う人が、その店の名で領収書をきるように言ってきた。

よく見ると…んっ？違う人じゃない！その奥さんだ！

「化粧したから分からなかったんでしょ？失礼しちゃうなあ！もうすぐオープンなんです。絶対に来てね。」

僕は勿論行くと返事をした。「絶対に」とか「近いうちに」という言葉も付け加えたと思う。

でも結局行かなかった。理由は忙しかったから。

やがて奥さんは店に来なくなった…。

確かにその頃の僕は忙しかった。大学を出たてであったし、社会の厳しさに触れ限界ギリギリだったことも否めない。

でも、奥さんの店に行けないほど忙しかったのか？

実際、「ぽこあぽこ」やバーには行ってるではないか？行く気になったら行けただろ？何故お前は簡単に「勿論行きます！」などと言ったのだ。奥さんの気持ちになってみろよ。

…。

…。

…。

それから。

僕は絶対にどんな時でも「忙しい」を理由にしたくなくなった。奥さんにしてしまったコトは今尚僕のトラウマとなっているけれど、どんな場面でも「忙しい」を理由にして礼を欠きたくないと思うようになった。

時間だけはどんな人にも平等だ。時間は素敵に使いたい。

あの時、どうして奥さんの居酒屋に行かなかったのだろうかと、１０年経ってもまだ悔いている。

やっぱり人には誠意を尽くしたい。

後悔先に立たずとはこのことだ。これを奥さんが読んでるわけないけど…本当にごめんなさい。

でも、奥さんのお蔭でそれが大事だとわかりました。

それで許してくれるかなぁ…。


〔text.ウタマロ代表〕

ほぼ原文のまま。

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先週の日曜日。大学時代の同級生でウタマロ代表の一生涯の好敵手であるDJ-daiと電話をしていた時、ブログに関して思いもよらず御叱りの言葉を受けてしまった。

思いもよらずというのは嘘か。僕をよーく知る彼であれば、ま、そういうだろうなとは、うすうすね。うすうす予想していた。

彼曰く、「ここ数ヶ月の会議室は手抜き…というより深みがないのではないか？かつては行間に考えさせられるような文章であったのが、最近はそうでない。」とのこと。いやあズバっと言うね（苦笑）

僕はとっさに「仕事で忙しくてさぁ」なんて口走ったのだが、即座に「しまった！」と思った。

DJ-daiは上に載せた僕が何故「忙しい」を理由にしないかについてを非常に褒めてくれ、自身も僕のこの文章に感化されたと言っていたからだ。

「お前がそれを言うなよ。」
「だよね。」

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確かに毎日を分単位で過ごしている。朝から晩まで自分の時間が殆どないけども、それは全ていい訳である。基本的に言い訳はしないはずだったんだけど、まさか！？思わぬところで僕は追い詰められているのか？

…なーんて、そうではないと断言する。ゆるくなっただけだ。忙しいを理由にしてしまうほど、自分に甘くなっただけである。親友に、そして巣鴨の居酒屋の奥さんに恥ずかしい。

何をするにも時間は見つからないだろう。
時間が欲しければ自分で作ることだ。　　チャールズ・バクストン

なんの、誰の、せいにしようとも原因は自分自身の中にある。時間が無ければ作ればいいじゃん。今ここで再び気づくことが出来て良かった。

やはりヤツは僕の一生涯の好敵手だ。

これからもよろしくねん。

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さて。

○○○勤務のスラっとした美人「Ｙ」と付き合っていた頃、もう別れる間際ね。メールを送ってもなかなか返ってこないことを問い詰めたところ「忙しいから…」と言われ腹立たしく思ったことを思い出した。

前述のように時間に関してそういう理論で生きているから、「どんなに忙しくても、うんこする時間くらいはあるはずメールくらい出来るだろ」とその時は思ったけれど、現在、恋愛ＥＸが上がったコトも含めて、ウタマロ代表に関しては時間が取れません！ってか、もう好きじゃありませんということだったのだと考えるのが筋だろう。

ここで何回も触れている医療関係勤務のＫちゃんに対し、僕がかつて自分が取られて嫌だった態度をとっていることについて、「申し訳ない」とは思わないが「想いはない」のだとは思う。

二人の付き合いで違うところはＫちゃんとの間には金銭が介在しているという点。Ｙとも付き合っていく上でかなり金がかかったけど、Ｋちゃんのようにキチンとおしたカタチで割り切って払うことはなかった。Ｙにはハマったなあ…。

ここまで書いてなんだか、時間だのお金だの女だのつくづく自分が生ける資本主義であるなと変な再確認をする始末。

このログも途中まではいいコト言ってるのに、最後は女性の話で台無し子ちゃん。

うーん、これが今のウタマロ代表なんですね。


〔text.The Gag Council〕

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