ウタマロ企画会議室

甲州名物のほうとうを食べた後は名所巡り。いや名物か。しかもその名物とは、過去にウタマロ代表とお付き合いしていた女性のこと。ウタマロ代表に関わった人間からすれば、そういう娘はある意味名物でしょう。

というワケで、ウタマロ代表が過去に一番ハマったであろう○ちゃんを師匠に見せたあと、僕は甲府の北側に車を走らせた。

数分後。いいおっちゃん二人が慌てふためくの図が展開される。

Ｋちゃんの職場に着くまで、僕と師匠は車の中で綿密に打ち合わせをした。さっきの○ちゃんは見るだけにしたが、Ｋちゃんとは是非コンタクトをとって欲しかったからだ。

ウタマロ代表の現在進行形のちょめちょめレイデーと、北関東のエロトルネードが接触する。いやあドキドキするぢゃないの。見ちゃって師匠。好奇の眼で彼女を下から上まで舐めるように見ちゃって。

ところが…計画って練ると上手くいかなかったりする。勤務先のある場所でＫちゃんと遭遇する予定だった師匠は、偶然入り口付近でバッタリ遭遇。珍しく取り乱した？のか、彼女から見えない場所に隠れ、これまた違う場所に隠れていた僕になんだか身振り素振りで信号を送っている。

僕はなんのサインだか分からなかったんで、近くに寄っていったら…Ｋちゃんが僕の方を見てる！！あれあれあれっ？？見つかっちゃった！？ヤヴァーイ。

というワケで、その場から一目散に逃げた僕と師匠。

「見つかっちゃったですかね？」
「俺が来るな来るなってサインを送ったのにｗ」
「だって、なんだか分からないんですもん。まあいいや。次行きましょｗ」
「そうだね。」

「スワッ！Ｋちゃんといきなり遭遇！」という名の、５分ほどのてんやわんやですよアトラクションを終えた二人は、一応、甲州のフツーの名所である武田神社に向かった。

ここではあまり書くことがないから省略。巫女さんが一人可愛かったのと、宝物殿の前の不気味な猫の石像が印象に残った。巫女はねえ、ぐっと来ますよ。ぐっと。


（何故武田信玄公ゆかりの地にキティーちゃんなのか？）

武田神社を後にした僕らは、早めに今夜の宿泊地である石和の温泉ランド「瑰泉」に向かうことにした。二人ともかなり御疲れであったからだ。

ここは1,700円払えば24時間滞在できる、山梨のＤＱＮ御用達スポット。宿泊もザコ寝だが可能。僕は育ちがいいので、一人では絶対に泊まれないけど、今回は師匠と一緒だからまあいいやと。せっかく石和に来たなら温泉に浸からなきゃね。

ただ。

ただである。

やはりこのザコ寝というのが、今回の悲劇を生んだのだ。

というワケで、ナイスホストでごめんなさい （完）に続きます。


〔text.The Gag Council〕

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